箱根の山から交通安全「直井白雲先生」を想って

交通安全週間が始まり、心に描くことがありました。
あれは40数年前のこと、箱根の山に交通安全を祈願して日本画家「直井白雲先生」の
だるまをモチーフにした「だるま碑」が飾られみんなの安全を祈って見守ってきました。
何十年かぶりに、その地を訪れたところ色鮮やかだったダルマの姿は年月と共に
色も落ち、道行く人も気づかない程に変わってしまっていました。
その姿を目にしたのは第90回箱根駅伝のとき、私達はいずれその姿を昔のように
と願い、年月が過ぎました。
それから程なく、2016年12月に箱根町交通安全都市推進協議会によって
塗りえられたことを知りました。
とても鮮やかな朱色がよみがえり、又 前と同じように皆の安全を祈願して路を
見つめるその目は厳しくもやさしくも見えます。
昔から交通安全は皆の願いです。
いつの世も家族の無事を願ってやみません。
直井白雲先生も空の上から喜んでいらっしゃる様な気がしました。
少しではありますが、先生自筆の絵葉書、それから名刺を紹介いたします。
全てご自身で筆を作り、自らの手で書かれております。
人生のありかたを示してくれた直井白雲先生、今でも感謝の気持ちで一杯です。
これからも睨みを利かせて皆の安全を祈ってください。            記事‥葉子